2011-07-21
2011-07-21
土用の丑の日
土用の丑の日と言えば、ウナギを食べる日と習慣になっているようで、今年は7月21日と
8月2日が、その日になっています。ちなみに、土用の丑の日って・・・何?と思われる方に
まず土用とは
元々土旺用事と言ったものが省略されたもの。昔々、世の中の全てが木火土金水の五つの
組み合わせで成り立つという五行説を季節にも割り振ることを考えた人が居たみたいですが、
昔も今も季節は「四季」で「五季」とはいいませんから、
木-春 火-夏 金-秋 水-冬 土-??? と割り振ったら「土」が余ってしまった。
そこで、「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつけて、各季節の最後の
18~19日頃を「土用」としたようです。
丑の日 とは
丑の日の「丑」は十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑です。各土用の中で丑の日
にあたる日が「土用丑の日」、一般的には「夏土用の最初の丑の日」に鰻屋の祭り「土用丑」
と称して鰻を食べる日ということになっているようです。
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を
食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っているようです。
また精の付くものとしては「ウナギ」も奈良時代頃から有名だったようで、土用ウナギという風
に結びついたのでしょう。今のように土用にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけは幕末
の万能学者として有名な平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所の
ウナギ屋に相談され、「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛した事
がきっかけだと言われています。丑とうなぎの「う」がいっしょだから?・・・なのでしょうか!
なぜ丑の日なのか? ウナギなのか?丑の日とウナギの関係ですが、丑の日の「う」からこの
日に「うのつくもの」を食べると病気にならないと言う迷信もあり、「ウナギ」もこれに合致した
食べものであった!?別の説では、十二支のうち「丑辰未戌」の4つが五行説の「土」に配当
されているようで、ひょとすると「土用最初の日」・・・・・かも知れませんとの事です。
難しい講釈などは要りません! 土用の丑の日は、ウナギを食べましょう。